今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、今回も前回に引き続き「酸素」についてです。
>>>酸素は良いもの?悪いもの?
体の最外層にある皮膚ですが、前述した経路に加えて紫外線照射によって発生したROS=活性酸素種の影響を大きく受けます。
具体的には特に紫外線の影響は「クロモフォア」と呼ばれる分子群の励起によって発揮されます。
クロモフォアとは、光エネルギーを吸収して励起する構造を持った分子で、皮膚にはメラニン、ポルフィリンなどが存在します。
それらに加えて皮膚上のタバコの煙、ディーゼル排気粒子などに含まれる芳香族炭化水素も自分自身が酸化ストレスの発生源になるだけではなく紫外線によるヒアルロン酸の減少やDNA傷害を起こします。
皮膚の酸化ストレスはDNA傷害、細胞死だけではなくコラーゲンなどの細胞外マトリクスを分解するマトリクスメタロプロテアーゼ(MMP)を活性化して光老化を促進すると考えられています。皮膚表面では皮脂由来のスクワレンや細胞間脂質由来のコレステロールが紫外線によって過酸化脂質となります。
過酸化スクワレンはニキビや肌荒れ、ヒアルロン酸減少の原因ともいわれ、さらに皮膚の免疫機能を低下させることも分かっています。また、過酸化スクワレンは皮脂として分泌される9‐ヘキサデセン酸を酸化分解させ、加齢臭の原因であるノネナールを発生させます。40歳以上では抗酸化能力が衰えるのでこのような臭いがでるのだと思います。巷では「オヤジ臭」といわれていますが男女差はありません。
ROSを除去する防御システムの中で、最も重要なものはスーパーオキシドを過酸化水素に分解するスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)や過酸化水素を水と酸素に分解するカタラーゼ、グルタチオンペルオキシダーゼ(GPx)などです。これらはNrf2(NF−E2 related factor 2)が関与しています。
酸化ストレスを受けていないNrf2はストレスセンサーとして働くKeap1というタンパク質と結合していますが、酸化ストレスに曝されるとKeap1とNrf2の解離が起こり、Nrf2が核に移行し、細胞防御に必要な遺伝子群の発現を誘導し細胞を酸化ストレスから防御します。
ブロッコリーの新芽やワサビなどにその活性化物質が含まれており、一部はすでにサプリメントなどに使われています。しかし、このNrf2が過剰に活性化されると皮膚バリア機能の低下やヒアルロン酸の減少が見られるため、適度な活性化が重要なようです。
皮膚に関しても酸化ストレスに対する防御能力と修復能力をいかに維持していくかは老化を遅らせる上で重要です。
ちなみにこうした酸化ストレスにさらされている皮膚に、張りと弾力を与えて、より健康的な状態に維持してくれるのがヒアルロン酸です。ヒアルロン酸には高い保水能力があるからですね。
ただこのヒアルロン酸は、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。健康や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。
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