ヒアルロン酸比較トップページ > ヒアルロン酸と美肌の科学「化粧水の作り方」

今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸と美肌の科学

「化粧水の作り方」

ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。

そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。

このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。

さて、化粧水は角層に水分や保湿成分を供給し、皮膚のヒアルロン酸なども含めたモイスチャーバランスを整える目的で使われています。

構成成分は水、アルコール類、保湿剤、油性原料、界面活性剤、香料、薬剤、安定化剤などです。

乳化するために界面活性剤を使いますが、界面活性剤には親水親油バランス(HLB:Hydrophile−Lipophile Balance)があり、その値が小さいと親油性でW/O型に適し、値が大きいと親水性でO/W型に適します。

O/W型エマルジョンを作るには水と油と親水性界面活性剤を用いますが、あなたならどう作りますか?

水相に界面活性剤を溶解させ、それに分散相である油相を撹拌しながら添加していく・・・とても自然です。

でも、油相に界面活性剤を添加しておいてそれを水相に添加していく方が粒子の小さなエマルジョンができるのです。

これは界面活性剤が油相から親和性の高い水相に分配・拡散していく過程で界面張力が低くなるためといわれています。

化粧水は少量の油分を界面活性剤で可溶化した透明液状のものが一般的でしたが、最近は肌なじみの改善やエモリェント性を高めるために油分を多く含んだ透明〜半透明の化粧水が出ています。

油を多く含んでなおかつ透明にするにはどうすれば良いでしょうか?

油の粒を小さくして光が散乱しないようにすれば良いですね。

微細エマルジョンを作るには、界面活性剤を上手く選択し、界面の設計を行うことと機械力によって強い力で乳化するという2つの方向があります。

非イオン界面活性剤は温度によってHLBが異なり、高温では親油性でW/O型、低温では親水性でO/W型となります。

乳化型が変化する温度を転相温度といい、この温度付近では弱い撹絆でもエマルジョン粒子が小さくなります。

一方、機械力には高圧ホモジナイザーというものを使います。これを使えば200ナノメートル程度の微細エマルジョンを簡単に作ることができます。

さらに粒子を小さくしたい?

そうですか。それでは水相にグリセリンなどの多価アルコールを入れて高圧ホモジナイザーで乳化させると良いでしょう。

この方法を使うとクリーム処方を化粧水状にすることができるのです。

よく、「化粧水を使っていると泡立つことがありますが、そのような化粧水を使って良いでしょうか?」という質問がでます。

これは水中に溶かすことのできない油性成分を透明に溶かすために可溶化剤を使っている影響です。品質には問題ありません。

また、成分としてアルコールや鉱物油が入っていると肌に悪いと思っている人も多いようです。

ある物質○○の入っていない商品を○○フリーとかノン○○といいますが、ノンアルコールはアルコールに敏感な人のための商品です。

アルコールには収斂、殺菌、清浄、清涼、溶解などの作用があり、化粧品の効果を高めます。配合されている量も数%と少なく、特にアルコールに敏感な人以外はノンアルコールを使用する必要はないと思います。

鉱物油は、地下資源なのでそう呼ばれていますが、もともと太古の生物が変化したもので鉱物ではありません。

十分精製してあり肌への刺激も少ないので心配することはないと思います。

また、敏感肌用化粧品を使っていると肌が弱くなると思っている方や、高級スキンケアを使うと肌が衰えて自ら綺麗になる力を失ってしまうと思っている方もいらっしゃいますが、そのようなことはありません。

自然化粧品の方が肌に安全ですか?という質問も良く聞きます。

天然でも合成でも成分をチェックして安全性を確認しているものであれば大丈夫です。

天然であっても危ないものはあります。レモンにはソラレンという光毒性の物質が含まれており、レモンパックをして日光に当るとその形でシミができます。

天然であれば安全というわけではありません。

参考にしてみてください。

なお高い保水能力により、唇も含めた肌を基礎から美しくしてくれるヒアルロン酸ですが、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。美肌や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。

ヒアルロン酸に興味をもたれた方はこちらのヒアルロン酸比較も参考になさってください。

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