今、巷で評判の健康食品が「ヒアルロン酸」ですね。「ヒアルロン酸」には1gで何と6リットルもの保湿・保水能力があり、お肌の潤いを維持するほか、関節のクッション材となって関節炎・関節痛を和らげる効果があるといわれています。このサイトでは、これからヒアルロン酸の購入を検討されている方に、ヒアルロン酸選びのポイントと、最新のランキングをご提供しております。参考になさってください。
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ヒアルロン酸は人間の体内にある成分ですが、驚くべきなのはその高い保水能力で、ヒアルロン酸1グラムで6リットルもの水と結びつく機能を持っています。そのため体内では、肌にあれば肌と弾力を維持し、関節にあれば潤滑油+クッションとして、曲げ伸ばしをスムーズにさせる働きをしています。
そうした機能性が注目され、美容や健康目的で多用されているわけですね。
このコラムでは、そのヒアルロン酸の働きの中でも「美肌効果」に着目して、ヒアルロン酸と美肌の関係を科学的見地から解説していきたいと思います。
さて、紫外線から肌を守るのがサンプロテクターで、これには紫外線吸収剤と紫外線散乱剤が使われています。
紫外線吸収剤は有機物で、
1.毒性がなく皮膚障害を起こさない安全性の高いもの
2.紫外線吸収能力が高く、吸収する波長範囲の広いもの
3.紫外線や熱などで簡単に分解しないもの
4.化粧品に使われる油などに溶けること
が必要になります。
現在使われている紫外線吸収剤はベンゾフェノン、パラアミノ安息香酸、パラメトキシ桂皮酸、サリチル酸といった紫外線を吸収する化学構造を基本に持っています。この物質を溶媒に溶解させてどの波長を吸収するかを調べます。吸収する割合を吸光度とよび、それが高いほどその波長の光を吸収する力があり、その波長の光は肌に届きません。
紫外線散乱剤は無機粉体で紫外線の散乱と吸収の両方で紫外線から肌を守ります。具体的には酸化亜鉛や酸化チタンで、それらだけで作られたサンプロテクターをノンケミカルと呼んでいます。二酸化チタンはUVB、酸化亜鉛はUVAの防御粉体として使われています。酸化亜鉛も二酸化チタンも結晶板は透明です。
透明な物質を細かく粉にすると可視光が乱反射して白く見えます。しかし、可視光の波長より小さな粒子にすれば塗っても白くなりません。紫外線は可視光より波長が短いので紫外線が散乱する領域の粒子にすれば良いのです。この紫外線散乱剤は散乱だけではなく紫外線を吸収する能力があります。
光を吸収して電気に変える物質を光半導体といいますが、二酸化チタンはそのひとつです。可視光ではエネルギーが弱いので電子を励起させることができませんが、紫外線のエネルギーは強いので吸収して電子を励起できます。
そうすると電子が動くので、電気が流れることになります。そんなに強い電気は流れません。ただ、電子や電子が抜けた穴(正孔)がいろいろな触媒作用(光触媒)をすることがあるので、表面処理をして不活性化します。可視光を吸収しないで紫外線だけ吸収するので透明で紫外線だけ吸収できます。
多くのサンプロテクターではUVA、UVBに対する紫外線防止効果の程度が示されています。よくSPF30とSPF40の製品を2つ重ねて使うとSPF70になるの?という質問を聞きますが、足し算にはなりません。
SPF測定はヒトを被験者とし、太陽光と類似したUVB領域の光源を用いて測定します。皮膚に試料を2mg/cmの二乗で塗布した塗布部と無塗布部をつくり、紫外線射程後16〜24時間に皮膚反応を観察します。
わずかに赤くなった部位の紫外線量を最小紅斑量(MED)とし、両者のMEDの比からSPFを算出します。そのMEDの値が無塗布の場合の10倍だとすると、SPFは10になります。
紫外線が肌に10分の1しか到達しなかったとも考えられます。実際に肌に塗布する場合、個人差があったり汗で取れる場合もあるので数値は目安と考えたほうが良いでしょう。
SPF50とSPF100では値が大きく違いますが、これは塗布によって紫外線の透過量が2%と1%ということを示しています。塗布する時の均一性などを考えると正確な値が出にくくなる領域ですし、実使用上も考えてSPF50以上を50+と表示しています。
UVA防止効果の測定は、UVA照射2〜4時間後の持続型即時黒化反応を指標に行います。効果の程度はPA+、PA++、PA+++、PA++++の4分類です。使用場面に応じてこれらの表示を参考に商品を選んで下さい。
サンプロテクターは、紫外線防止剤と紫外線散乱剤が組み合わされることが多いのですが、それらの量が多いと「べたつき」や「きしみ」など使用性が悪くなり、また、「白浮き」も生じます。特に超微粒子の散乱剤は2次凝集しやすく、肌の上で不均一になり防御効果が得られない場合がありましたが、粉体の表面処理や添加剤によって皮膚上で均一に塗布されるようになりました。
このため、最近はサンプロテクターを塗ってもまったく白くなく、どこに塗ったかが分らないほどです。また、塗った後に汗や海水などで取れない耐久性が必要となりますが、そうすると取り去るのが難しく肌に負担がかかります。
そこで塗っている間は疎水性で、温度やpHによって親水性に変わる表面処理紫外線散乱剤が開発されました。それを用いたサンプロテクターは耐久性があり、しかも取る時には取り易く肌に負担がかかりません。
ヒアルロン酸などが配合された夜用クリームを塗って外出すると日焼けするというのは本当ですか?という質問を受けることがあります。
夜用クリームはヒアルロン酸のほか、油分が多く紫外線対応していないので日焼けしやすくなるのは本当です。夜用を朝使う場合はサンプロテクターやファンデーションなどで紫外線を防ぎましょう。
参考にしてみてください。
なお紫外線で荒れてしまった肌のリカバーにはヒアルロン酸が有効です。ヒアルロン酸は高い保水能力により、肌のバリア機能を回復させてくれるからですね。
ただこのヒアルロン酸は、幼少期をピークにして徐々に減少していってしまいます。健康や美容に意識が高い人が積極的にヒアルロン酸を補充しようとするのにはこうした背景があります。
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